矢野氏が創価学会を敵に回したくなかった理由は、創価学会のあくどい個人攻撃にありました。
(元創価学会顧問弁護士)山崎正友氏
(元公明党都議)藤原行正氏
黒い手帖には彼らに対する創価学会からの執拗で激しい攻撃が記されています。
そして山崎拓氏と創価学会の間で関係修復の手打ちが行われていたという元公明党議員・大橋敏雄氏の証言。
私の住んでいる福岡では、先の衆院補選で自民党の山崎副総裁を支援しました。
その際、山崎さんは創価学会の山本総九州長に過去の創価学会批判を謝罪するとともに、二度と批判をしないことを約束し、「異体同心」すると語りました。
これは創価学会や池田大作には絶対逆らいませんという踏み絵。もし逆らったならば、私や竹入さん、矢野さんのように人権も名誉も無視した卑劣な攻撃を受けることになる
これは自民党も創価学会票頼りという話の中にでてきたのですが、創価学会は個人攻撃によって創価学会に対する批判を封じているように思えます。
矢野氏の著書にも「言論には言論で」は通じないのかの中で、このようにいっています。
言論の封殺どころか、人権蹂躙までやってのけているとしたら、少なくとも正しい宗教のあり方とはいえまい。
ここでは創価学会の人権や名誉も無視した卑劣な個人攻撃の具体的な方法については書かれていません。
「創価学会の卑劣な違法行為」という別の章でその内容が詳しく書かれています。
「諜報部隊」広宣部という特殊部隊が創価学会内にあるそうです。
結成目的は顕正会の実態把握だったといいます。
当時の諜報活動の実態は以下のとおりです。
・構成員宅の郵便物などの抜きとり
・構成員の盗聴 ・交友関係の調査
・構成員への尾行 ・怪文書による攻撃
・構成員の出したゴミなどを持ち帰り、そのなかから情報を収集
極めて違法性の強い行為にも何の躊躇もなく手を染め、カルト化しようとしている。
監視、尾行、嫌がらせ、ゆえなき誹謗中傷などの違法行為は学会のお家芸ともいえるほど、常套手段化している。
矢野氏は創価学会カルト化の要因は池田大作氏への個人崇拝にあるといい、日蓮の教えの中にある「仏法」(最上位)「国法」(法律)「世法」(道徳)の中で創価学会員は「仏法」を優先してしまうことにあるとしています。
仏法が、世法や国法に反しない限りは何も問題はないが、相容れない場合はどうなるか。誰も地獄には落ちたくないから、国の法律や道徳には違反しても、仏法を貫くことになる。信仰に篤い信者ほどそういう間違った論理に迷い込んでしまう恐れが強い。
私は宗教は道徳であると考えています。
道徳を逸脱した仏法になってしまったら。 その時、仏法はカルトにとって都合の良い教えになってはいないでしょうか。